初心者が中華カーボンフレームでバラ完【その2】ヘッドセット、フォーク、ホイール、BBの組付けまで

前回 ↓

に続いてヘッドセット、フォーク、ホイール、BBの組付けまで進みました。

動画を上げていますので良かったらご観ください。

 

お話しているのは全て「個人の感想」です(笑)。

参考にして同じように作業をすると、もしかすると何か困った事になるかもしれません。

あらかじめご了承願います。m(_ _)m

↓ 中華パーツの購入はこちらのAliexpressさんから。 フレーム、ホイール、ハンドル、ステム、シート、ライト、ボトルケージ、バッグ、バイクウェア等、検索してみてください。 レビューをしっかり読んで選ぶと失敗を減らせます。


【目次】

 


初心者が中華カーボンフレームを買ってロードバイクをバラ完します 【その2】ヘッドセット、フォーク、ホイール、BBの組付けまで

 

今回の素人作業時間:約1時間45分
ベテラン想定時間 :20分

 

1.ヘッドセットの取付

(1)フレームへのグリス塗布

テフロングリス(フッ素樹脂のグリス)を使いました。

カーボンは文字通りカーボンの繊維で出来ていますが「つなぎ」には樹脂を使っています。その樹脂を侵すのを恐れてカーボン部分に直接塗るのにはテフロングリスを使いました。

Youtubeの動画には普通のグリスを躊躇なく使っているものもあります。

1~2年では何も問題ないとは思いますが、数年経てばいくらかは樹脂へののダメージがあるように思います。

フレームを1シーズンで使い捨てるプロであれば何を使っても大差無いでしょうが、数年は使いたい素人の場合、樹脂を痛めて亀裂などが入らないか不安です。

テフロングリスは樹脂へのダメージが少ないので安心だろうと考えて使いました。

 

 

(2)上下ベアリングをフレームにセット

f:id:nekoyas:20200130203242j:plain

f:id:nekoyas:20200130203143j:plain

 

(3)下玉押し

グリスを塗ってフォークコラムにセット

 

(4)テーパーワッシャー

グリスを塗ってアッパーベアリングにセット。

その上に薄いワッシャーも1枚入れました。

付属していたものを全て使っただけで、これで正しいかのは分かりません。

教科書の写真には何枚かワッシャーが写っていますが、付属してたのは1枚です。
f:id:nekoyas:20200130203213j:plain

 

(5)トップカバー

中にグリスを塗ってセット
f:id:nekoyas:20200130203217j:plain

 

(6)コラムの長さ合わせ

マジックで切断線をケガきました。 

f:id:nekoyas:20200130203155j:plain

 

(7)コラムカット

以前に木工用に作ったクランプで挟んで、そのクランプ自身をガイドにしてカットしました。

 

のこぎりは家に転がっていた「パイプ用」と書いてあるもの。多分、塩ビパイプ用です。刃が立たないかと思いましたが、実際に切ってみるとちょっと堅いかなという程度で、6分程で切り終わりました。

 f:id:nekoyas:20200130203147j:plain

手元の教科書には金切り鋸に「カーボン用」の刃をセットして切るように書いてあります。試していませんが普通の金属用でも切れそうだし、金属用の方が他にも流用出来てよさそうです。

 

金属用の刃ならカーボンに負けて痛むこともないでしょう。この樹脂用の鋸刃でも目立ったダメージはありませんでした。そういう意味では捨ててもいい木工用の鋸刃なんかを使っても切れそうです。

 

最後に少しヤスリ掛けをしました。

 

予想よりきれいに切れて満足。

f:id:nekoyas:20200130203151j:plain

 

金切り鋸といえば普通はこういうのですが、

 

  

まっすぐ切るには少し鋸の幅があった方がいいですね。こういうのとか。

 

 

今回使ったのは多分これです。

 

 

 (8)再度フォークコラムをセット

グリスは塗り直しです。もったいない・・・

コラムの長さ合わせのときは塗らない方が良かったということです。

次までにたぶん忘れるな。

f:id:nekoyas:20200130203238j:plain

 

(9)ステムとプレッシャープラグを取り付け

ここまで作業してから、トップキャップとコラムの間にプレッシャープラグの頭の一部が挟まる構造になっていることに気づきました。

f:id:nekoyas:20200130203225j:plain

 

しょうがないのでスペーサーの数を変えて調整

 ケガいた時:20+15+5 = 40㎜

 本番   :20+15+10=45㎜

ステムの出ているところの長さはこの45㎜+ステムの幅になります。

バイクが完成してポジション調整してから、必要ならまたカットしようと思います。

長ければ切ればいいけど、短すぎたら伸ばす方法は無いので一旦はこれでよしとします。

f:id:nekoyas:20200130203229j:plain

 

教科書にはプレッシャープラグの取付方法が書いてなかったので、一旦取り付けてから不安になってネットで検索しました。

 

いい加減な取り付けをしてスペーサーにガタがあると、ヘッドセットのベアリングが浮き、コラムが揺れてフレームやベアリング、そしてコラム自身にダメージを与えるらしいです。

コラムを揺らすとフレームとの間で少しガタガタ動きました。失敗したっぽいので、後で適度に締め付けてガタが無いように調整し直す必要がありますね。

 

次回はこんな感じの手順で締めたいと思います。

  1. ステムを上下にずらせる程度にまで仮締め。
  2. プレッシャープラグでスペーサーとステムを締め付け
  3. ヘッドにガタが無いことを確認
  4. ステムを本締め

 

(10)おまけ トルクレンチ

Wiggleさんで買ったトルクレンチを初めて使いました。 

 Wiggle「LifeLine - Essential トルクレンチセット」

 

使う前に正転、逆転をそれぞれ10回して油を行き渡らせるように書いてあったので、面倒ですがそのとおりにしておきました。

f:id:nekoyas:20200130203221j:plain

使い方は簡単でした。ハンドルを回して赤いインジケータを目標のトルク値が書いてある目盛の所まで動かし、その状態で対象のビスを締めるだけでした。

トルクが設定に達するとラチェットとハンドルの境目のところがカックンと5°程度折れるような動きをします。

同時にカチカチと音も鳴るので、折れ曲がる感触と音で知らせてくれる感じです。

アマゾンでもよく似たレンチを買えるようです。おそらく製造元が同じでWiggleさん向けにOEMしているようですね。

 

 
ステムはこちら

 
とりあえずこれで十分なサイクルコンピュータ

 
イチオシ中華カーボンホイール